今日の日記 3月6日
トレードオフとかいう前になにをやってきたのか整理する必要がありそう。
復興事業に携わっていたので、それが題材なのだけれど。
科学技術の進歩と恩恵、それから大きな影響。
復興に求められているのは、1日も早い事業完了。
経済性管理
Q:被災前の状況→昔なかったものは作れない(個人的にはちゃんちゃらおかしい)
C:事業計画がしっかりしていれば、計画に掛かる予算は、事前に工面できるかも。
D:1日も早い事業完了。工場製品の利用で短くしたいが、コストが高いというようなところを発注元が気にするので、設計が決まらないから、結局時間がかかる、みたいな負のスパイラルが発生し気味。
人的資源管理
この復興事業においては、地元企業の活用というか、地元企業でないと仕事を依頼できないという状況であった。
仕事はたくさんある、それをこなす人は不足。地元業者は増えない。
それから、発注者も請負者も技術者がたりない。→現場監督がいない。
地元企業からすると、復興事業のあとは仕事がなくなるので、会社を大きくするリスクが非常に大きい。
でも、マーケットとしては大きい方なので、いろんな能力の人が集まる。どっちかというと風来坊。
情報管理
おんなじところで、とってもたくさんの事業が輻輳して進んでいる。
いつ、どこで、何が、何のために、何をしているか、どうやって、というようなことをを整理するプロジェクト管理がない。
関係するところの情報収集を一生懸命する必要があった。
それから、地元の把握は結構ポイントが高かった。
土地問題が解決していないとか、ある時期は漁期で仕事ができないとか。
そのほかには、あれに関しては、その日まで絶対みたいなところもあったり。
担当者が変わって、昔の情報(約束)が伝わっていないとかも多々あり。
情報がないと、工程の戦略がたてられない。自分のところだけ進めても、手がつまる。
いかに自分のところの損失を最小限にするかという視点で仕事を見ていた。→ゲーム理論のミニマックス定理的なところ。
安全管理
建設工事なので、労働安全衛生法。事故が起こると、事業が止まる。
それから、第三者災害防止。地域の人たちが普通に生活しているところで仕事。
インフラ事故防止。市街地から離れていれば、バックアップルートがなかったり限られたりするので、影響が大きいことがある。
社会環境管理
インフラをそのままかさ上げするような場合、電気、ガス、水道、下水道、道路、排水路の機能を確保しつつ仕事をする必要がある。ライフラインは止められない。
水道、電気、道路は寸断できない。インフラの手当ての調整には、時間がとってもかかる。
それから、今回は津波被災地ということだけれど、沿岸地域は入江入江で漁業が営まれていて、事業により営業を阻害するようなことは避けなければならない。金と、時間がかかる特に時間。
そんなところでしょうか。