サンタクロースはどこにいる?
クリスマスイブの夜、手紙を書いた。
サンタクロースから、娘たちへの簡単なメッセージ。
プレゼントにくっつけて送った。
娘たちにこの1年間どんなことがあったのか振り返る。
“今年はこういうところがいい子でしたね”とか“今年はこういうところがぐうたらでしたね”みたいな、娘たち自身も良かったと思っていたり反省しているかもしれないことを、なるべく優しい表現で手紙に書く。
そして、“来年はきょうだいげんかをしないで、なかよくしてね“とか”なんでもかんでもおこらないようにしてね“とか親父としてのささやかな希望を手紙にしたためる。
躾とは難しいもので、僕自身の価値観で“それは、いいことじゃないなぁ”とか“それは、いやなんだけどなぁ”とかいう事を
「きちんとしなさい。」
などという、漠然としたセリフで、娘たちを諭してしまう。
なるべく理由をきちんと説明するようにしているつもりであるが、10歳に満たない子供たちのボキャブラリーでは、40歳のおっさんが言ってることをすべて理解できているとは思えない。
言っただけではたぶんわからない。かと言って、聞き分けがないからと思わずひっぱたいたりするのは大人の勝手なわがままなので、娘たちの経験や体験の積み重ねが増えるのを手伝うしかないのかなぁと思ったりする。
娘たちがどんな人生を送るかは最終的には本人たち次第なのであるが、独り立ちするまではいろいろな可能性を示してあげられるような親父でいたいと思う。
そのいろいろな可能性のなかから、娘たちが自分で考えて選択して、納得して生きて行ってほしいと思う。
なるべく若いうちに自分のことを自分で考えられるようになってほしいと思う。