コンクリ 診断士。
コンクリート診断士。
とりあえず、まだレアな資格なので、取得しようと思い受験。
資格をとっても、診断業務をすることはないと思う。
ただ、コンクリートは難しい。
受験記録などを書いておく。
1.参考書いろいろ
(1)土木業界にいるので、日経コンストラクションの
“合格指南”
がとっても目につく。
内容が悪いというわけではないが、自分の勉強方法や、文章の表現手法とマッチしないので、立ち読みしている
時点で、フィーリングが合わないので買わない。
他の人が持っているものを見せていただいたが、やっぱりあんまり合わない気がする。
一通りの専門知識を身につけている人向けだと思う。
(2)秀和システムのB5判
“コンクリート診断士試験項目別全過去問題集“
今回、初めにこれを手に入れた。
それはコンクリートの大先生の名前があったため。
基本的にはこれでほとんど準備した。択一式の解説はいいと思う。記述式の解答例は、間違いがところどころにあり、解答例をみると問題文の理解はそういうことで本当にいいのかなあ?とイマイチ感があるが、こんなのでも合格するという感じで見ていた。
(3)セメント新聞社の
“短期攻略 コンクリート診断士・試験合格のポイント解説”
試験直前に本屋で見つけて買った。
記述式の解答がわかりやすい。特にB問題。
択一式の、勉強もこれがいいと思う。
来年もとなればこの本が中心。
(4)インデックス出版
“合格のためのコンクリート診断士試験講座/浅野慎一著”
ブックオフで見つけて、とりあえず購入。
何にも知らない人は、概要をつかむには良いと思う。過去問の掲載数は少ない。
浅く広くだと思う。
記述問題の解答方法は、参考になる。特にB問題の解答方法は、マスターするといいと思う。
2.勉強した方法とか
(1)択一式
択一式は、過去問をすべて解くことは必須です。同じような問題しか出ていません。問題を解いて、できない所の解説を理解しながら、分野ごとに知識というか解答を覚えていくことがいいと思う。なので、上記の参考書のうち、(2)か(3)を手に入れたほうがいいと思う。
何度も問題を解くこと。弱いところがわかる。
(2)記述式
技術士の試験よりも、条件設定が多いので、問題文のオウム返しで文字数が稼げる。試験時間のうち、2時間以上は記述解答となると思うので、書く練習をしたほうがいいとおもう。
やっぱり、過去問を解くことが必要。
B問題は、劣化要因の特定と劣化状況の診断、劣化の進行予測と補修対策、その後の維持管理計画という流れで答えが書けるように、練習するといいとおもう。
A問題は、社会情勢および維持管理の在り方と、診断士の役割・資質の関係が問われるので、この辺の書く練習が必要と思う。具体的には2006年以降の問題を繰り返し、書く練習をするといいと思う。
3.今年の感想。
記述から。
今年は3問あったB問題。このうち土木向けを解答。
昨年がアルカリシリカ反応だったので、今年はアルカリシリカ反応はないと決め付けた。
本命は、塩害かなあと思っていた。でも床板疲労が久しく出ていないし、昨年崩落事故があったので、少しマーク。
結局床板疲労がでた。2014年は、塩害、凍害、中性化でたぶんきまり。床板疲労は出ないと思う。
建築向けはよくわからない。
A問題は、維持管理の在り方。
社会情勢は、たいして変わらないので、少子高齢化、財政難、環境保全、ライフサイクルコストの低減、アセットマネジメント、スクラップアンドビルドから脱却とかを適当にマーク。
安全・安心を支える、社会資本であるコンクリート構造物をどうしていくかが基本。
“なんとかを踏まえて”という出題形式なので、具体例はなにかなあと考えながら前日考えていた。やっぱり、トンネル崩落事故はマークしとくべきかと思い、問題点を箇条書きくらいはしておいた。
あとは、コンクリート診断士の役割、資質、必要な技術を丸暗記して臨んだ。
択一式は、予想通り想定外な問題が多かったと思う。
三角のグラフとか、疲労のS−N線とか、ひねりすぎじゃねえかと思った。
39番の緊張力はめんどくさいので捨てた。知らない、カタカナもいくつか出てきた。
T桁のひどい劣化は、合理的な対策ということで、劣化状況に対して合理的と考え、架け替えは違うとした。
過去問通りの問題も結構あった。これだけでもで7割は取れそうと思う。
技術士の受験以来、書く姿勢とか、鉛筆の持ち方とかを練習している。
きちんとした姿勢だと、たぶんそんなに疲れないと思う。
また来年受けるかもしれない。